みなさんはコーヒーって飲みますか?
僕は休みの日の朝に飲むコーヒーが好きで日課になっています
ところでこのコーヒーって漢字で書くと「珈琲」って書きますよね?
当て字?ちゃんとした意味があるの?
ってなんとなくフシギに思ったのでシークしてみました!
そしたらなんと予想もしない幻想的な結末が待っていました
これ考えた人すげーや!
日本のコーヒーの歴史は江戸時代から
そもそも日本にコーヒーが入ってきたのは18世紀末
当時鎖国していた日本と、唯一交易をしていたオランダ人によって長崎に持ち込まれました
このときカステラなんかも同じように伝わったんですよね
当時は今みたいに嗜好品っていうわけじゃなく、薬としての効果を期待されていました
ただこの黒い液体はどうみても怪しいですよね
日本人に浸透させるためにさまざまな名称が考えられました
「可否」「架非」「加非」「哥非乙」「黒炒豆」といろいろ考えられましたがどれも浸透しませんでした
蘭学者の宇田川榕菴(うだがわ ようあん)
そんな中、幕末の津山藩(岡山県津山市)で藩医でもあり蘭学者だった宇田川榕菴がオランダ語のkoffie(コーフィー)を当てて「珈琲」という用語を考案しました
これを自筆の蘭和対訳辞典に載せたことが後に浸透した始まりだと言われています
実はこの宇田川榕菴は日本になじみが無かった植物学や化学の書物を自分で翻訳しては造語をたくさん生み出しているんですよね
今では当たり前のように使っている「酸素」「水素」「窒素」「溶解」「細胞」など
教科書にはかかせない用語を造ったのも、この宇田川榕菴と言われていますね
すっごい人ですねー
「珈琲」の由来にはこんな意味があった
さてここで宇田川榕菴が造った「珈琲」にはどんな意味が込められているかシークしてみます
まず漢字そもそもの意味から見てみましょう
珈は「かみかざり」
珈は訓読みで「かみかざり」と読みます
いやもうこの時点でなんかすごい!
珈なんて「珈琲」以外で使っているところをあんまり見たことないですからね
1文字でこんな読み方をするなんて知りませんでした
次に漢字の意味はどうでしょう
同じく「かみかざり」という意味と「玉をたれさげたかんざし」という意味があります
かんざしとは「玉飾り」ともいいますよね
これをよく覚えておいてください
琲は「つらぬく」
琲は訓読みで「つらぬく」と読む
こちらもこんな読み方があったなんて知りませんでしたね!
こちらも漢字の意味は「玉を連ねた飾り」
そう先ほどの「玉飾り」と同じなんです!
あと「かんざしの玉をつなぐ紐」を表しているそうですね
ということは珈琲という感じを二つ合わせて「玉飾りとそれをつなぐ紐」という意味になるわけですね
ここまでオッケーでしょうか?
「玉飾りとそれをつなぐ紐」とは何のこと?
意味はわかりましたがなんのことやらさっぱりわかりません
ですが、この画像を見てものすごく納得しました!
これはコーヒーチェリーといって「コーヒーの実」です
完全に「玉飾り」じゃん!
枝が「それをつなぐ紐」とでもいうんでしょうか!
すごいですねー完全にシンクロしましたよ
なかなかコーヒーの実は見ることが無いですからねー
ちなみにこの実から取り出したタネを乾燥させたのが僕らが知っているコーヒー豆になってるんですよね!
しかしこの見た目から漢字字体の意味も合わせて「珈琲」という造語を造るとは…
宇田川榕菴はロマンチストだったんですかねー
あー深い
めっちゃ深いわー
まとめ
なんとなくで調べたらこんな幻想的なことになっていたとは思いませんでした
意外と漢字の由来ってドラマがあって調べてみるとおもしろいんですよね!
みなさんも今日コーヒーを飲む機会があったら思い出してみて下さい!
ではでは
こちらも合わせてどうぞ!